ドメイン維持費は考えていません。また、はてなブログなどの、無料ブログサービスは除外しています。
ヘッドレスCMS + 静的サイトジェネレータ(SSG)
いわゆる JAMStack と言われているやつです。
こういうやつですね。

構成要素としては以下のようになります。
- ヘッドレスCMS:コンテンツを管理する役割を持つ。大抵は管理画面からコンテンツを作成・編集し、保持しているコンテンツはAPIのみにて提供される。
- 静的サイトジェネレーター(SSG):ローカルにあるmdファイルやヘッドレスCMSからAPI経由でデータを取得したものをビルドし、静的サイト(HTML/CSS/JavaScript)を生成する。
- ホスティングサービス:SSGで作成したサイトをホスティングするサービス。ローカルでビルドしたものをアップロードするだけであれば、レンタルサーバーでもよい。しかしながら、GitHubなどと連携して、pushのタイミングでビルド・デプロイまでしてくれるサービスもある(Vercel や Netilify など)
価格の相場
小規模だと無料で始められます。
規模が大きくなってくると、有料プランという選択肢もあります。
ホスティングサービスに関しては格安なレンタルサーバーを探せば数百円で済むかもしれませんが、ヘッドレスCMSは microCMS だと月額5,390円〜と少し割高感があります。
メリット
- (ドメイン維持費を除けば)無料で運用できることもある
- 静的なファイルだけのやりとりなのでセキュリティ的に結構安心 + サイトの閲覧が爆速
- バックエンド側の運営はヘッドレスCMS側に任せられる
- コンテンツの更新はヘッドレスCMSの管理画面にて、非エンジニアでも行える
デメリット
- SSG側はコーディングする必要があるので、維持するのに技術力が必要
- サイトデザインも(現時点では)豊富にテンプレがあるわけではないので、自作する必要が出てくるかも
CMS + レンタルサーバー・VPS
WordPressなどのCMSをレンタルサーバーやVPSでホスティングする方法です。
価格の相場
比較的安価なロリポップのレンタルサーバーでは、月額220円から始められます。エンタープライズなプランでも月額2,200円とそこまでびっくりするような値段ではないです。
メリット
- 大抵の業者はCMSを簡単に導入できる「簡単インストール」的な機能を提供しているため、ブログは立ち上げやすい
- ブログのデザインが豊富に落ちている(フロントサイドのコーディングが必須ではない)
- インフラの運営は業者にお任せできる
- 技術は成熟しているので、ネットを探せば情報が多い
デメリット
- CMSのセキュリティリスクをきちんと管理する必要がある
- CMSのアップデートは定期的に行う
- 管理画面へのアクセス制御(ユーザー管理、認証など)
- 変なプラグイン入れない
- デザインにこだわりたければCMSの勉強をする必要がある
CMS + クラウドサービス
AWSやGCP、AzureなどにVM立ち上げて、CMSインストールして、、というやり方です。
このブログもかつてはGCP上のGCEで運営していました。

ですが、コスパ悪いので、今はレンタルサーバーで運営しています笑
価格の相場
GCPでやってみた時は以下の料金が発生しました。
- VMの使用料(ここは無料にできるっぽい)
- 静的IPアドレスの使用料(現在は300円/月となっているようです)
上限は、、、従量課金で青天井にできます。
メリット
- 大量のアクセスが見込まれるような大規模サイトであれば、費用対効果が出てくるかも
- 自分専用の環境なので、やりたい放題できる
デメリット
- 全て面倒を見なければいけない(インフラ・DB・Wordpressなど)
総括
おそらく、クラウドサービスでブログを立ち上げるのはコスパが悪いと思います。ので、選択肢としては 「ヘッドレスCMS + SSG」か「CMS + レンタルサーバー・VPS」になってくるかと思います。
がSSGを扱うのには少し技術力が必要なので、総合的なコスパ(料金と習熟に要する時間)に関して言えばWordpressが現段階では有利な気がします。SSGを使いこなせたら最強な気はしますね。
レンタルサーバーの紹介
WordPressが扱えるレンタルサーバーの中で人気どころで言えば、おそらく以下のサービスになってくると思います。
ロリポップ
筆者も愛用しているレンタルサーバーです。
最近はWordpress利用者満足度などの3部門でNo1を獲得しているとのことです。
https://lolipop.jp/info/news/7043/
格安でWordpressを始めたい場合におすすめのレンタルサーバーです。
詳細は以下のリンクから。
エックスサーバー
こちらも老舗のレンタルサーバー業者です。
従来のエックスサーバーと、新しいサービスとして「wpXシン・レンタルサーバー」というのがあるそうです。
今までのエックスサーバーは「安定性とアクセス耐性に重点を置いたサービス」としておりましたが、
wpXシン・レンタルサーバーは「高速性と新技術の迅速導入に重点を置いたサービス」としているようです。
ConoHa WING
割と後発なサービスな気がしますが、最近クチコミが良さげな感じなのがこの「ConoHa WING」
公式は以下のように謳っております。
・国内主要レンタルサーバーサービスとWebサーバー応答速度を比較した結果、【ConoHa WING】は圧倒的速さで「No.1」を獲得!
・独自チューニングしたキャッシュ機能で従来のサービスより高速レスポンスを実現
・超高速PHPアプリケーション実行環境「LiteSpeed LSAPI」を採用
・「HTTP/2」対応でWebサイトを高速表示
・高速Webサーバー「NGINX」に対応
・最新のピュアSSD RAID10構成のハイスペックサーバー